97年度 自薦登録ヘルパー時間数

 

東京             (長時間の所のみ)

 これらはすべて、在住の全身性障害者が交渉してつくり上げてきた制度です。ひとつとして、勝手に制度ができた市・区はありません。下記の市・区は、当会の会員である一人暮らしの全身性障害者が住んでいて継続的に行政(区・市)と交渉している地域です(下表は一人暮らしの24時間要介護の障害者に対する時間数です)。

東京の登録ヘルパー方式、94年度から97年度への変化の状況

市・区名

94年度

95年度

96年度

97年度

(週あたり)

(1日当り)

田無市

週105時間

週105時間

週105時間

週105時間

15時間

東久留米市

週84時間

週84時間

週84時間

週112時間

16時間

小平市

週18時間

週63時間

週84時間

週84時間

12時間

小金井市

週24時間

週24時間

週84時間

週84時間

12時間

保谷市

週18時間

週18時間

週72時間

週112時間

16時間

東村山市

週18時間

週18時間

週84時間

週84時間

12時間

清瀬市

なし

週84時間

週84時間

週84時間

12時間

町田市

週18時間

週84時間

週84時間

週84時間

12時間

立川市(注)

週63時間

週67時間

週67時間

週67時間

.6時間

日野市

週63時間

週84時間

週84時間

週84時間

12時間

大田区

週18時間

週84時間

週84時間

週84時間

12時間

板橋区

週42時間

週84時間

週84時間

週84時間

12時間

N区(注2)

週36時間

週36時間

週36時間

週36時間

.1時間

K区

週21時間

週21時間

週21時間

週63時間

 9時間

八王子市

なし

なし

週18時間

週84時間

12時間

    (*週84時間=毎日12時間)

(間い合わせは当会・制度係(電話番号は裏表紙に掲載)へ。くわしい説明ができます。各市・区への直接間い合わせはさけて下さい。 行政交渉でこれらの市に問い合わせを自分の市の職員からしてもらう必要のある場合は、事前に根回ししますので、必ず当会・制度係まで連絡ください。地元の団体の要望で、問い合わせをしてはいけない市もあります。)

(注)立川市は夜間単価で、時間単価が高いので、週84時間の市の受け取り額と同等の保障がある。  

(注2)N区は他に独自制度が56時間分ある。

 東京都の一覧表と東京都市区町村マップ(画像)

 

 

全国(東京以外)                 (週40時間以上の市)

自薦登録ヘルパーと自薦のガイドヘルパー

(下表は一人暮らしの24時間要介護の障害者に対する時間数です)

地域・市の名前

96年度

97年度

(週当たり)

(1日当たり)

九州 熊本市

週40時間

週98時間

14時間

四国のM市 (ガイドヘルパーと合わせて)

週40時間

週84時間

12時間

四国のT市 (ガイドヘルパーと合わせて)

なし

週56時間

 8時間

大阪府I市

週68時間

週68時間

9.7時間

山陰のY市 (ガイドヘルパーと合わせて)

週42時間

週42時間

  6時間

北関東のU市 (ガイドヘルパーと合わせて)

週40時間

週40時間

5.7時間

南関東のR市 (ガイドヘルパーと合わせて)

週14時間

週52時間

7.4時間

北海道のS市 (ガイドヘルパーと合わせて)

週14時間

週40時間

5.7時間

(注)自薦ができるヘルパーとガイドヘルパーの時間数の合計。

四国のM市は、自薦ヘルパー1日4時間+ガイド8時間の合計時間数

山陰のY市は、自薦ヘルパー1日4時間+ガイド2時間の合計時間数

北関東のU市はガイドのみ。南関東のR市は自薦ヘルパー1日5時間+ガイド2.4時間の合計時間数

 

(問い合わせは当会・制度係(電話番号は裏表紙に掲載)へ。くわしい説明ができます。各市・区への直接問い合わせはさけて下さい。 行政交渉でこれらの市に問い合わせを自分の市の職員からしてもらう必要のある場合は、事前に根回ししますので、必ず当会・制度係まで連絡ください。地元の団体の要望で、問い合わせをしてはいけない市もあります。)

     

全国各地の介護制度交渉が行われている地域のうち、時間数の多い109市町村(東京都特別区含む) 2000年1月現在

地域・市の名前

自薦可能のヘルパー・ガイドヘルパー・全身性障害者介護人派遣事業・生活保護大臣承認介護料(毎日4時間)の合計時間数

東京都内の17市区

24時間

・1日当たり時間数

・一人暮らしの24時間要介護の障害者に対する時間数

・1日8間以上の市町村のみ掲載

 

*問い合わせは全国障害者介護保障協議会・制度係(0037−80−4445)へ。くわしい説明ができます。各市への直接問い合わせはさけて下さい。行政交渉でこれらの市に問い合わせを自分の市の職員からしてもらう必要のある場合は、事前に根回ししますので、必ず上記制度係まで連絡ください。地元の団体の要望で、問い合わせをしてはいけない市もあります。

 

*左記の市のうち多くは、地元の単身全身性障害者(たいてい1〜2名)が当会と情報交換をしつつ市と話し合いを行って制度を作った市です。

 

*各自治体の3つの制度の詳しい資料は、全国障害者介護保障協議会の販売資料集1〜3巻に掲載しています。注文はTEL・FAX0120−870−222へ。

松山市

24時間

高松市

24時間

熊本市

21時間

金額面で24時間保障

鹿児島市

15時間

浦和市

15時間弱

新潟市

14時間

埼玉県新座市

14時間

大阪府茨木市

14時間弱

静岡市

13時間

兵庫県宝塚市

13時間

東京都の残り46市区町村

12時間以上

12〜20時間までいろいろ

福島市

12時間以上

12時間+ガイドヘルパー

高知県土佐市

12時間以上

12時間+ガイドヘルパー

札幌市

12時間弱

神戸市

12時間弱

大阪府大東市

11時間

山陰のY市

10時間

神奈川県横須賀市

10時間

金沢市

10時間

大阪府豊中市

10時間

千葉県柏市

10時間弱

千葉県市川市

10時間弱

岡山市

9.7時間

北関東のU市

9.7時間

大阪市

9時間

川崎市

9時間

静岡県清水市

8.5時間

広島市

8.1時間

兵庫県内の5市

8時間以上

8時間+ガイドヘルパー

埼玉県の8市

8時間

宮城県名取市

8時間

宮城県大和町

8時間

山梨県韮崎市

8時間

滋賀県の3市

8時間

兵庫県加古川市

8時間

109市の人口を合わせると、3176万人になり日本の人口の4分の1強になります

  

東京都の状況の補足

東京都内で、重度障害者が自分の介護者を(市・区や家政婦協会など委託先の)登録ヘルパーに登録して、ヘルパー制度を自薦方式で使っている市・区は、25市・区以上。そのうちの15市・区は、交渉を行った結果、ほぼ24時間、介護者を公的制度で確保できるようになっている。(東京の「区」は特別区で、福祉分野は「市」と同じ)。

 東京都内では、一人暮らしの24時間要介護の全身性障害者がいる、20市区のうち16市区で24時間保障となりました。これは80%にも達します。

 また、地理的には、都心から10Km〜30Kmにある市区(普通の地価の住宅街)の「3分の2」で24時間保障が達成しています。(10Kmより都心に近いとビルばかりで住めない。30Kmより遠いと山間地で住めない)

 もう少し、24時間保障の市区が増えると、全国的に影響を与え、全国各地に広がりそうです。

 現在、一人暮らしの24時間要介護の全身性障害者が全くいない市で、当事者が一人暮らしを始めた場合、交渉ノウハウをもつ団体のバックアップがあれば、1〜2カ月で、必ず24時間保障にもって行けます。ただし、例えば同時に3〜4人が同じ市に自立した場合、予算が足らなくなるので、交渉は成功しません。(このようにいろいろ注意点があります。自立したい方は、当会・制度係 (電話番号は裏表紙に掲載) に注意点やノウハウを相談ください)

 

 

全国の状況の補足 (あなたの市でも交渉を!)

前ページの表の市を含め、自薦登録ヘルパー方式の交渉を行っている市は、

九州3市(鹿児島市、熊本市、北九州市)

四国2市(高松市、松山市)

中国7市(境港市、米子市、広島市、三原市、尾道市、岡山市、徳山市)

近畿5市(神戸市、大阪市、大東市、茨木市、豊中市)

中部2市(静岡市、新潟市)

関東(東京以外)7市(川崎市、浦和市、熊谷市、松戸市、柏市、流山市、市川市)

東北1市(山形市)

北海道1市(札幌市)

の、計26市。ほとんどが昨年・今年から交渉を始めたところで、いま、第1段階の「自薦登録ができるようになっている」市は、以下の12市。

 

九州2市(熊本市・鹿児島市)

四国2市(高松市、松山市)

中国3市(米子市、広島市、尾道市)

近畿3市(大東市、茨木市、豊中市)

中部1市(新潟市)

関東(東京以外)4市(川崎市、浦和市、柏市、市川市)

東北1市(山形市)

北海道1市(札幌市)

 

第2段階の、「時間数の交渉」に入って、時間数が伸びている市が、前々ページの表の6市ほか。(繰り返しますが、市には直接問い合わせはしないで下さい)。

 

(この数字にはガイドヘルパーの数字は入っていません。ガイドヘルパーは自薦方式が基本のため、実施されるほとんどが自薦で、数が多く、把握できません。)

自薦登録ヘルパーの交渉をあなたの市でも始めませんか?

交渉をしたい方、ご連絡ください。厚生省の情報、交渉の先進地の制度の情報、ノウハウ情報、など、さまざまな実績のある情報があります。ぜひ地元での交渉にお役立てください。当会制度係電話番号は)(11時〜23時。土日もOK)

(定期的にご連絡いただければ、「短期間」で、「効率的」な交渉ができます。制度の時間数も伸びます。(実例 )当会に電話を頂かないで交渉を行った地域では、いままでのところ、満足な制度ができなかったという事例しかありません。当会の資料集・情報をぜひご利用ください。

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